当社グループは、「限りある地球資源を有効活用し、業を通じて社会に貢献する」を企業理念として、「貴金属事業」「環境事業」「食品事業」を3本の柱として、幅広く事業を展開しています。

貴金属関連事業には、貴金属の回収製錬及び貴金属地金、貴金属めっき薬品、電子材料等の販売を行う「貴金属事業」と、産業廃棄物の収集運搬、中間処理を行う「環境事業」が含まれ、貴金属めっき薬品の開発や精密洗浄サービスの機能強化など、表面処理技術の分野を中心に、半導体・電子部品業界のニーズに対応した取り組みを行ってきました。

 

食品関連事業は、水産品、農産品、畜産品等の食品加工原材料の販売及びその運搬を行っております。世界的な穀物需要の増加や原油価格の高騰を背景に、食品原料調達の困難さが増す中で、安全・安心な食材輸入を基本に、仕入先との関係強化、新産地開拓、新規の食材開発などに取り組んできました。

 

2017年3月期の各セグメントごとの概況につきましては、以下の通りです。

貴金属関連事業

貴金属関連事業の主力顧客である半導体・電子部品業界は、スマートフォンや自動車等の市場動向に左右され、年度前半は総じて生産状況が減少傾向でありましたが、年度後半には回復の兆しが見られる状況となりました。このような状況
の中で、貴金属リサイクルの取扱量は年度後半から増加に転じ、貴金属製品の販売量も増加しましたが、産業廃棄物処理の取扱量及び電子材料等の販売量は減少し、銀を除いた販売価格の下落もあり、売上高は前連結会計年度に比べ減少しました。

 

これらの結果、当該事業の売上高は102,219百万円(前連結会計年度比1.9%減)、営業利益は1,856百万円(同20.9%減)となりました。

食品関連事業

当事業を取り巻く状況は、食品製造業の生産状況において、加工食品の輸出増加などにより緩やかな上昇傾向にあるものの、個人消費の弱さから国内市場に大きな伸長は見られず、厳しい事業環境が続いております。このような状況の中で、すりみの販売数量が減少し、販売価格は全体的に下落しましたが、すりみを除く水産品、畜産品及び農産品の販売数量が増加し、売上高は前連結会計年度に比べ増加しました。

 

これらの結果、当該事業の売上高は60,898百万円(前連結会計年度比5.0%増)、営業利益は1,104百万円(同42.1%増)となりました。