貴金属関連事業
貴金属部門においては、「東アジアNo.1のリファイナー」を目指し、国内・海外において電子部材、化成品等の販売及び貴金属リサイクル原料回収の拡大を図ります。当社は、タイ、フィリピン、シンガポール、中国(蘇州)の現地法人および2009年6月にはマレーシアに子会社を設立し、海外拠点の強化に努めてきました。一昨年の金融危機に端を発した経済不況により、東アジアの半導体、電子部品業界も大きな減産を余儀なくされましたが、エレクトロニクス製品の生産・供給基地としての東アジアの地位付けは変わりはなく、今後も対象業界の生産拡大が見込まれます。東アジア地域での貴金属リサイクル事業の中核となるべく、中長期的なエレクトロニクス関連需要の増大に合わせて、更なる事業の拡大に注力していきます。
環境部門においては、社会的な環境問題への取り組みに応えるべく、当社が所有する廃酸・廃アルカリ処理設備や全国の許認可網に基づく処理ネットワークを十分活用できるよう、国内拠点の整備を進めてまいります。2009年7月には埼玉県狭山市に、当社の環境系事業の物流拠点を開設いたしました。今後も、物流機能の強化、エレクトロニクス業界や化学・薬品業界からの集荷拡大など、関連法規制に則った営業強化をしていきます。
貴金属・環境処理の拠点である生産本部においては、回収原料の量的拡大に対応した設備増強を逐次実行するとともに、多様化や回収貴金属の対象範囲の拡大に対応した製錬技術の向上を図ります。その上に立って、貴金属リサイクル原料の中長期的な展望を踏まえ、より効率的な生産体制の構築を目指した取組みを行います。また、エレクトロニクス等の業界ニーズに的確に対応したメッキ用化成品の開発など、研究開発にも積極的に取組んでいきます。さらに、排出物規制強化への対応や地球環境負荷軽減のニーズを踏まえた廃液・排水・排ガスの適正処理技術の構築や、省エネルギーの推進などの課題に対しても積極的な姿勢で取組み、地域と顧客からの信頼獲得に努めていきます。
食品関連事業
食品部門においては、農薬および食品添加物への法的規制が強化されるとともに、食品の安全・安心の確保がますます重要な課題になっています。当社はこれまでに培った品質保証に対するノウハウを活かした安全・安心な食材の提供による差別化を図るとともに、中国・青島にある駐在員事務所を活用し、顧客ニーズに基づく新規商材の開発や仕入ソースの多様化に取組みます。