代表取締役社長 松田芳明
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代表取締役社長 松田芳明

企業理念と経営方針について

 当社グループは、「限りある地球資源を有効活用し、業を通じて社会に貢献する」を企業理念の根本に据え、限りある資源である貴金属をリサイクルして有効活用を図る「貴金属事業」と、きれいな環境を次世代に引き継ぐ「環境事業」、並びに、地球の豊かな恵みである食資源を安定的に供給する「食品事業」の3事業を柱として事業展開を図っております。
 当社グループは、「顧客重視」「株主重視」を経営の基本方針としております。顧客ニーズを的確に把握し、顧客との共存共栄を目指すところに、当社の発展の道がみえてくると考えております。資源リサイクル事業を通じた資源確保への寄与、貴金属加工販売を通じた先端産業発展への寄与、環境事業を通じた環境保全への寄与、食品事業を通じた食生活・食文化への貢献を目指し、不断の営業努力によって、業容の拡大と適正利潤の獲得に努めてまいります。

2021年3月期の業績と今後の施策について

 2021年3月期における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、個人消費の低迷や非製造業などにおける企業収益の減少など厳しい状況が続きました。政府による経済対策により国内の経済活動には持ち直しの動きが見られましたが、新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴う経済活動の度重なる自粛や米中貿易摩擦などから、先行きにつきましては依然として不透明な状況が続いております。

このような状況の中で、当社グループは新型コロナウイルス感染症に対し従業員並びに関係する全ての皆様の安全を最優先として感染防止に努めると共に、社会的責任でもある持続的成長と企業価値の向上に向け事業の拡大に取り組み、貴金属関連事業においては、営業展開の強化と国内外の生産拠点活用により、貴金属原料の確保、化成品等の製商品販売及び産業廃棄物処理受託の拡大に取り組みました。また、食品関連事業においては、新型コロナウイルス感染症の影響によりサプライチェーンが混乱する懸念がある中で、安定供給責任を果たすと共に顧客ニーズを捉えた商品の開拓と提供に鋭意取り組み販売量の拡大に努めました。

これらの結果、2021年3月期の連結会計年度の売上高は231,559百万円(前連結会計年度比9.8%増)、営業利益は8,038百万円(前連結会計年度比28.8%増)となりました。持分法利益などの営業外損益を加えた経常利益は8,369百万円(前連結会計年度比31.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6,098百万円(前連結会計年度比50.7%増)となりました。

 

今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症はワクチン接種の拡大などにより緩やかに改善するものと予想されるものの確たる収束は時期も含めて見通せず、また、米中貿易摩擦による経済への影響懸念などもあることから、依然として不透明な状況が続くものと予想されます
貴金属関連事業においては、国内外の拠点強化や効率化などを進め、主力顧客であるエレクトロニクス業界を中心に競争力を高め、業容の維持及び拡大を図ります。

食品関連事業においては、新型コロナウイルス感染症に伴う需要の変化にも対処し、海外拠点の活用を含め顧客ニーズを的確に捉えた営業活動を行い、安全・安心・安定供給を根本に据えた商品の開拓と提供などにより差別化し、収益の改善を図ります。

利益配分の方針と配当金について

会社の利益配分につきましては、成長投資のための内部留保とのバランスを考慮しつつ、株主への安定的な利益還元を持続的に行うことによって、株主の期待に応えることを基本方針としております。
2021年3月期の期末配当金につきましては1株につき普通配当20円を予定しております。年間での配当金は中間配当金とあわせ38円となります。
なお、次期の配当につきましては1株につき42円(中間配当金21円、期末配当金21円)に増配する予定であります。今後も利益水準に応じた総合的な株主利益の還元に努めてまいります。

 

株主・投資家の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

2021年3月
代表取締役社長 松田 芳明